
どうもtttです。
先日、知り合いの中国人に、『"を"と"が"の使い方が難しいデスー』と言われて、『あー"てにをは"ですか。難しいですよねー』と盛り上がりました。
そんな外国人にとって難しい「てにをは」ですが、実は日本人にとっても「てにをは」って難しいんです。
なんたって、5年以上も文章でご飯を食べてる私でも、意識しないと普通に間違いますからね。
「てにをは」むずすぎぃ!!
で、そんな「てにをは」なんですが、正しく使えないと全く読まれない文章になっちゃう可能性大なんです。
なんたって、1文字違うだけで意味が全く別のモノになったりしますからね。
そんな、超重要で難易度高めの「てにをは」について、今回は深く語って行きたいと思います。
あ、ちなみにタイトルに書いてる"チキンライス"って、松本人志さんが作詞した曲のコトネ。
この曲、「てにをは」の使い方が実に上手アルヨー。
ま、読んでたらわかりますのでお楽しみに。
では行きましょう。
「てにをは」の意味とは?
「てにをは」の意味を、weblioで調べてみました。
〔博士家(はかせけ)のヲコト点の四隅の点を左下から右回りに続けて読むと「てにをは」となることからの名称〕
① 漢文を訓読するとき、補読しなければならない、助詞・助動詞・活用語尾・接辞などの古称。てには。
② 助詞・助動詞の用法。言葉づかい。
③ 助詞のこと。
④ 話の前後関係。話のつじつま。
意味不明です。
例を出してわかりやすく解説すると・・・『今日は非常に天気が良いですね』という文章の場合、"は"・"に"・"が"は、「てにをは」に該当しますね。
あ、ちなみに、「てにをは」と言いながら、"が"とか"から"とか"より"なんかも該当します。まぁ何となくわかりますよね?要は、単語と単語を繋ぎ合わせているモノが「てにをは」ってこと。
で、ですよ、冒頭でもお伝えしたとおり、「てにをは」って超重要なんです。どれぐらい重要かって言うと、「てにをは」の使い方を少し間違えるだけで『何を言ってるんだコイツは・・・』とか『何だと!!もういっぺん言ってみやがれ!!』と思われる文章になるんですよね。
例えば、日常会話から"口論"に発展するケースって色々あるわけですが、「てにをは」のちょっとした使い間違いが原因だったりしますからね。
ま、とは言えピンとこないと思いますんで、具体例を出して解説してみます。
「てにをは」の重要性を知る
アイスコーヒーでいいです。
アイスコーヒーがいいです。
これ、"で"と"が"が違うだけですけど、随分印象が違いますよね?
例えば、『アイスコーヒーでいいです。』って何か適当な感じがしません?飲み物なら何でもOKみたいな。対して、『アイスコーヒーがいいです。』は、アイスコーヒーが飲みたかったんだなーってのが伝わりますよね。
1文字でこの違い。これが「てにをは」の奥深さよ。
じゃ次。
それが似合ってるよ。
それは似合ってるよ。
これどうでしょ?
例えば、気性の荒い女性との買い物デートで、男性が、『それが似合ってるよ。』と言ったとしましょうか。この場合、女性は心の中で、「一緒に選んでくれてる」とか「これが一番似合ってるってことね」と思って満足なわけです。
では、『それは似合ってるよ。』これだと、どうですか?もう一度言いますけど、相手は"気性の荒い女性"ですからね。ヤバそうなニオイしかしない。
恐らく女性は、『"それは"って・・・どーせこれしか似合いませんよ!!!』と、プンスカのはずです。最悪の場合、あとでシバかれることでしょう。あーこわいこわい。
1文字でこの違い。これが「てにをは」の奥深さよ。
じゃ次。
大学から卒業します。
大学を卒業します。
さぁこれはどうでしょうか。
『大学から卒業します。』は日本語として不適切で、『大学を卒業します。』は正解です。
実はこれ、外国人が間違い易い「てにをは」のパターンなんですよね。
なんでこんなことになるのかって言うと、"を"も、"から"も英語だと、"from"だからです。
大学を卒業する ⇒ Graduate from university
私はアメリカから来ました。 ⇒ I'm from America.
そりゃ、『大学から卒業します。』になるって話デスヨ。
あーそうそう、日本語に慣れていない外国人って『ワタシ ニホンゴ スコシダケ シャベレマス』って言いますよね?『なんでそんなことになるん?』と、ずっと疑問だったんですが、調べてみると英語とか、中国語って「てにをは」が無いんです。だから単語だけになっちゃうんですよね。
仮に、『ワタシ ニホンゴ スコシダケ シャベレマス』を「てにをは」で繋げると、『ワタシ ハ ニホンゴ ヲ スコシダケ シャベレマス』になるわけです。
「てにをは」が無いなら納得の症状ですよね。
そういや、セイン・カミュが言ってましたが、正しい日本語が使えるようになると、日本人女性に全くモテないらしいですよ。なもんで、『ワタシ ニホンゴ スコシダケ タベレマス OH NONO!!シャベレマス』とかやってたらしい。完全にどうでも良い豆知識でした。
というわけで、「てにをは」のお勉強も済んだところで、次はいよいよ本題である松本人志さんの「チキンライス」に行きますね。
松本人志は「てにをは」マスター
歌詞を見てもらう前に、事前知識としてちょっと解説。「チキンライス」の歌詞って、"貧乏だった松本さんの子供時代"をベースに書かれてるんですよね。
お金は無い。でも愛はある。そういう感じ。
じゃちょっと、「チキンライス」の歌詞を見てください。・・・と言ってこのブログに貼り付けたいところですが、歌詞の著作権違反になるので、それはできないんです。
というわけなんで、【チキンライス 歌詞】←これをクリックして読んでください。
(時間があるなら、歌も聴いておきましょう。)
さぁどうでしょうか。
芸能人長者番付TOP10入り常連の松本さんからすると、クリスマスのご馳走に"七面鳥を買う"なんてのは余裕でしょう。でも、幼少期のご馳走がチキンライスだった松本さんにとって、七面鳥は豪華すぎて照れるわけですよ。なので、チキンライスでいいんです。
でも、後輩芸人に言われるわけですよ。『兄さん、クリスマスに七面鳥いかないんですか?』と。
(ここ、完全にtttの妄想です。)
よっしゃ、じゃあ七面鳥いったろうやないかい!!と言うことで、赤坂プリンスでクリスマスパーティーを開くわけですよ。んで、でかいケーキと七面鳥がドーン!!です。
んで、ひと通り成功者のクリスマスを味わった松本さんこう言うわけです。『チキンライスがいい』と。でかいケーキ、赤坂プリンス、そして思ったよりでかい七面鳥よりも、湯気の向こうに家族の笑顔が見えるチキンライスがいいんです。
いやー、グッと来ますよね。
そもそも、「チキンライス」の最後の歌詞を、『"で"いいや』にしてたら、【CD 約19万枚】とか売れてませんから。
なんつって。予想ですよ、予想。
(松本さんすいません。反省しております。)
で、まとめますと、「てにをは」を1文字変えるだけで、全然意味が違ってきたり、相手を不快させたり、逆に喜ばせたり、感動させたりもできるので、いい加減に選ぶんじゃなくて真剣に選びましょう!と。
そういう話でした。
最後に
色々語ってきましたが、どうやればこの「てにをは」を上手く使えるようになるのか?って言うと、正しい日本語で書かれた本などを読んで、ひたすらに書いてみるしかありません。
そしたら、正しい「てにをは」が、感覚的にわかるようになるんですよね。
ちなみに、本と言っても、昔の作家が書いた本は参考にしちゃダメですよ。
例えば、川端康成だと・・・
そのはんかちは、涙にぬれていた。
とか、「てにをは」を完全に無視した詩的なテクニックを平気でブッこんで来ますからね。
あと、森鴎外なんかも参考にしちゃダメです。
千住に詩会があって、会員の宅で順番に月次会を開く。
とか、「てにをは」を完全に無視して、"みやび"な文を書いてますから。
じゃどうやって選ぶのか?って言うと、『この人の文章は読みやすいし、理解し易い!!』と思う人の本を選ぶことをオススメします。
あと、正しく「てにをは」が使えてる人にチェックしてもらうってのも有りですよ。
まぁ要するに、『アナタの記事でいいや』じゃなく、『アナタの記事がいいや』を目指すため、「てにをは」には目を光らせましょう、と。
そういう話でした。
ではまた。
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tttさん
真島です。
いつもお世話になっています。
自分の書いた文章を読み返すと結構な確率で「てにをは」を間違えていることに気付かされます。。。
しかも正しく修正するのが割と難しい。
一文字の違いで伝えたいことの意味合いが大きく変わってしまう。それが「てにをは」。
非常に奥深いなと思いました。
そこでなんですが、もっと「てにをは」に関する勉強がしたいです。
tttさんが認めるようなオススメの本があれば読みたいのですが教えて頂いてもよろしいでしょうか?
お願いします。
真島さんどうも。
『相手(ユーザー)の気持ちを常に考えて文章は書きましょう』
と書いている私が、なぜオススメの本を書いていないのでしょうか。
そこら辺から私の気持ちを考えてみると、どうすれば良いのかはわかるはずです。
またどうぞ。
こんにちは
普段自分の言葉がどれだけおかしいか改めて実感しました
てにをは間違えるて相手をイラッとさせることもしばしば・・・^^;
意識して気をつけるようにします!
そのことに気が付かせて頂き感謝です!
ありがとうございます!
また訪問させて頂きます(^^
mityoさんどうも。
トーク中に間違ってるんでしょうか?
もしそうなら、仕方ないんじゃないのかと。
なんたって考えながら喋ってますからね。
でも記事なら考える時間もあるし、修正もできるわけです。
だから気をつけませんか?ってことですね。
またどうぞ。
こんにちは。
ブログランキングからきました。
1文字が違うと印象が違ってきますね。
とても勉強になりました。
参考にさせていただきます。
ゆきぴさんどうも。
>1文字が違うと印象が違ってきますね。
↓
1文字違うと随分印象が違ってきますね。
と正してみる。
1文字こそ重要なのです。
またどうぞ。
「てにをは」だけじゃないかもしれないですが、テレビを見ていて、この日本語はおかしいんじゃないかなぁと思うものもあって、日本語の難しさを感じることがあります。
たった一文字でも印象が変わってきますしね。
yukoさんどうも。
日本語は難しいですよ。
ただ、その難しさが”日本語にしかない豊かな表現”を生んでるんですけどね。
ま、自分の言いたいことが正しく相手に伝われば何でもOKかと。
またどうぞ。
Manohiroと申します。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
最近の若者は少し変わった表現をします。
ニュアンスでとらえなければならないようです。
勉強になりました。
今後も訪問させていただきます。
よろしくお願い致します。
Manohiroさんどうも。
若者に限らず、おかしい表現を使ってる人はいますけどね。
“人の振り見て我が振り直せ”ってヤツです。
またどうぞ。
おはようございます。
日本語は難しいですね。
一文字を間違えるだけで意味が
違ってきます。
勉強になりました。
ありがとうございました。
あきさんどうも。
完璧を目指すんじゃなくて、正しく伝わるように努力する。
これ重要です。
またどうぞ。